カレーを作らない野外炊飯があるのですか?

野外炊飯(炊爨)はカレーも同時に作るのが一般的ですが、当所ではご飯だけを作る”炊飯のみ”をお勧めしています。

カレーを作ることも楽しい調理活動には違いないのですが、カレーは普通のまな板、包丁、ピーラーなどを使って作るので、「カレー係」は家庭科の調理実習と同じような作業をすることになります。

もちろん、同じような作業でも”自然の中で作る”こと自体に意味はあると思いますが、野外炊飯の最大の魅力は”焚火をコントロールしてご飯を炊く”ということに尽きると言っても過言ではありません。

しかし、カレー係の子どもは点火や火を操ることの難しさや楽しさを知らずに活動を終えることになりがちです。

それで当所では”炊飯のみ”に的を絞って、条件が良ければ炊き付けの小枝拾いから始め、点火(マッチもライターも使いません)、火のコントロール、炊きあがりの判断(これが難しくて面白い)をグループ全員で行っています。

シンプルなようで内容が濃く、グループの一体感も高まると利用者から高い評価を受けています。カレーは食堂で作りますので炊きあがったご飯とカレーをおいしく召し上がってください。

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