まっつーだより⑯ジオチャレンジ冬編

ジオチャレンジキャンプ 冬編

令和7年3月1日(土)~2日(日)

1日目は、ブナオ山観察舎にて、野生動物の観察を行った。

ちょうどイノシシの眠る姿やカモシカを双眼鏡で観察することができた。思わず野生動物との出会いと時折の雪崩に歓声が上がった。また、かんじきで周辺を散策した。キツツキが何のために穴を開けるのか?の問いに「巣を作るため」「虫を捕るため」と子どもたちは答えていたが、さらに、こんこんと木をつつく音を出すことで求愛のメッセージであることが分かった。一里野温泉スキー場でのかんじきハイクでは、尾張講師のもと、樹皮の剥がれた食痕を見つけたり、ウサギの足跡に出会ったりするなど雪山での五感をフルに発揮すべく、発見のノウハウを交えて散策した。雪の滑り台は、何度もおしりを使って滑る子どもたちは、実に楽しそうだった。夜は、枝笛つくり行った。また星空観察(ペテルギウス・オリオン座・木星)も運良くでき、子どもたちの意欲を高めることができたと思われる。

2日目は、活動場所を旧中宮スキー場ゲレンデに変えて、エアボードとチューブ滑りに興じた。雪山に囲まれた大きなゲレンデで、何度も繰り返し滑る子どもたちはとても生き生きとしていた。冬のダイナミックな自然体験を満喫できたようだ。ただし、昨年避難所にてなかった活動の為、ノウハウが準備段階で手間取ったまた、子ども達の雪遊びの経験が少ないという実態を感じた。子ども達は、活動そのものは大満足であったと思う。2日間天候にも恵まれ、そこまで来ている春を待つ白山ろくの冬の大自然に十分に浸りきることができたようだ。

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