まつっーだより⑩SDGsエコキャンプ

SDGsの相互に関連している17項目から、7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」11「住み続けられるまちづくりを」12「つくる責任つかう責任」13「気象変動に具体的な対策を」15「陸の豊かさも守ろう」目標として、全体を通すテーマを「水」と設け、白山ろくの豊かな自然環境を知り、悪い影響を与えず活動できるプログラムを展開した。

1日目は、環境省、中部山岳国立公園立山から平松新一氏による講演「ジオパークと水辺の生き物」について、手取川上流に住む生き物たちとそこで起こっている問題、ジオと人間の生活について話を聞いた。手取川72㎞、山・川・海そして雪と自然環境が私たちの命とつながっている。また、1972年に完成した手取川ダムは、洪水の調節・水道水の供給・電力を担っていることと、そこに住む外来種の生き物の実態についても学んだ。午後からは、手取湖でボートクルーズを楽しみ、ライフジャケットで湖に身体を浮かせることができた。

2日目は、イワナつかみと渓流遊びを行った。オロ(アブ)との格闘もあったが、川のえん堤で泳いだり、飛び込んだり水と一緒に遊んだ。また、水の冷たさ、石の感触を体感すると共に、渓流に生きる生物たちの実態や命の恵みについて体験的に学ぶことができた。イワナつかみは、イワナの感触に感動の声が渓谷に響いていた。もちろん味覚は「うまい」の一言であった。

 

活動に参加した子どもたちの感想からは、「水(H2O)は地球に流れる生命の根源であり大切にしていきたい。」「自然の生き物をいただくありがたさがわかった。」「オロにかまれたけれど、楽しかった。」「ダムは大事な役割を果たしていることがわかった。」などの感想が寄せられた。

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