しみずっちの窓から⑰ ~ 白山ろくの秋 木滑地区を巡る ~
令和4年(2022年)10月2日
白山ろくの秋 木滑(きなめり)地区を巡る
10月に入りました。朝晩は、めっきり肌寒さを感じるようになり、白山ろくでも少しずつ樹木も色づき始めています。そういえばキンモクセイの甘い香りも漂っていますね。秋本番です。
そんな中、先週も小学校を中心に団体の合宿利用が続きました。(ご利用ありがとうございます!)
金沢市立鞍月小学校5年生が利用した2日間(9/29~30*約120名参加)は、お天気にも恵まれ、秋晴れの中、施設周辺での自然体験に思う存分取り組んでいただくことができました。
中でも2日目に行った、木滑地区を巡る『木滑ウォークラリー』では、グループで地区内にあるポイントを探しながら、木滑地区の自然や名所を知ることができます。子どもたちは地図を片手に協力し、教え合いながら活動を楽しんでいました。(とても明るく素直で、元気な子どもたちでした。道に立っている私を見留ると、「しみずっちー!」と手を振ってくれた子もいます。アップダウンの長い道のりも*往復6キロ よく頑張って歩いたと思います。)
今回の施設便りでは、木滑地区(旧吉野谷村)の見所について、子どもたちの足取りと合わせ、私なりのお気に入りスポットを加えて写真で紹介します。みなさんも機会があればぜひお立ち寄りください。
木滑(きなめり)神社
*上木滑と下木滑の産土神さまです。県の自然保護センターの側にあります。ウォークラリーのポイントで、子どもたちは鳥居をくぐる際に礼儀正しくお礼をしていました。礼儀を知っていますね。やるなあ。
仏御前(ほとけごぜん)の安産岩
*平清盛に愛された仏御前が、ふるさとの小松に帰る前に木滑に立ち寄り、この地で清盛の子を出産したと言われています。その際に仏御前が抱えた石がこれなんだそうです。地元では安全の岩として祀られました。
まがっとのケヤキ
*市原と下木滑の境の曲がった国道157号沿いに2本立っています。この樹齢350年の大木が、古くから私たちの通行を見守ってくれています。現在は寄り道パーキングとして整備されており、手取峡谷も眺められます。
木滑関所跡
*「木滑口留番所」と称して、ここを、天領地(江戸幕府の直轄領地)との境とする関所としていました。濁澄橋近くで、八幡神社のすぐ側にあります。
濁澄橋
*手取川と尾添川の合流部にあり、荒天時には尾添川の濁りが久しく澄まないことからこの名前が付けられたと伝えられています。この橋を渡ってしばらくすると、私たちの少年自然の家(瀬戸地区)があります。