しみずっちの窓から㉚ ~ 新しい景色を! ~

令和4年(2022年)12月23日

新しい景色を!

表紙の写真はクリスマス寒波に覆われた施設周辺の様子です。1メートル近く積もりました。白一色に覆われた白山ろく。冬ならではの銀世界です。(12/23撮影)

さて、4年に一度のサッカーワールドカップは、アルゼンチンの劇的な勝利で幕を閉じました。そして、みなさんご存じのとおりこの大会における日本チームの活躍はめざましく、コロナ禍にあって、社会に明るさ、勇気を与えてくれたと思います。チームを率いた森保監督が繰り返し使われた「新しい景色」を共に見てみたいと思ったのは私だけでしょうか。(笑)

ところで、この「新しい景色」という希望に満ちた表現、私は当施設が提供する体験活動によっても得られるものだと確信しています。

登山に例えるとわかりやすいと思いますが、登り続けていくうちに見えてくる景色が変わってきます。頂上では頂上まで登り切った人でしか見られない壮大な景色が味わえます。また、一つの山を登るにもいろいろなルート(登山道)がありますが、ルート次第で異なる景色を味わうことができ、その山の魅力を深掘りすることができます。

*写真①(白山頂上から見た雲海)

このほか川遊びやナイトウォーク、野外炊飯やクラフト活動などにおいても、体験を通して初めて感じられる景色があります。それは言い換えるならば、できた!わかった!なるほど!といった達成感や知的好奇心を高揚させる満足感であったりします。4月に着任以来、私自身も様々な体験を通して、新しい景色を見ることができました。(齢60過ぎて初めて感じられた景色です。*笑)

新しい景色を感じられることに「楽しさ」を見い出した人は、その世界をより広げようと新たなチャレンジに向かかっていきます。体験が持つ力(体験力)なのでしょう。体験が更なる体験を生み出し、その体験を通して心潤う新しい景色を味わうことができます。このように体験には心を育むプラスのスパイラルが働くのです。

今年、みなさんが体験を通して得られた「新しい景色」は、きっとみなさんに豊かさを与えてくれたことでしょう。施設としては、来たるべき新しい年にコロナ感染症が完全収束し、より多くの人たちに体験の機会が提供できることを願っています。そして、みなさんにとって実り多き素晴らしい1年となることをお祈りいたします。

最後になりますが、今年1年施設に賜りましたご愛顧に心より感謝を申し上げます。

どうぞ良いお年をお迎え下さい。

 

☆下のイラストは私が住む美川地域でボランティア活動をしている中学生の作品です。(上手です!)

「感謝の気持ち」大事にして来年も互いに顔晴りましょうね!

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