しみずっちの窓から㊴ ~ ウィンターランド白山ろくBコース(2/25~26) ~
令和5年(2023年)2月28日
ウィンターランド白山ろくBコース
表紙の写真は一里野温泉スキー場から撮影したブナオ山の雄姿(写真右側)です。
先週末に実施したウィンターランド白山ろくBコースは、このブナオ山に生息する野生動物のウォッチングからスタートしました。ブナオ山の対岸にある観察舎に行き、スタッフからの説明を聞いた後、早速双眼鏡で野生動物を探しました。しばらくすると、いるわ。いるわ。ニホンザルたちが枝に腰掛けて何やら食べたり、互いに毛繕いをしたりしています。残念ながらカモシカやイヌワシにはお目にかかれませんでしたが、雪山に暮らす動物たちの様子を直接見ることができた子どもたちはとても満足顔でした。
このように今回のBコースのプログラムは、1月に開催したAコース(スキー活動)とは異なり、様々な活動を通して白山麓の冬の自然に浸ることを目的として実施しました。(もちろん、「5感のアンテナ」を働かせて)
このほか1日目に行った活動としては、下の写真のように、施設周辺の林の中をかんじきをはいて、野生動物のフィールドサインを探しに行ったり、グリーン広場に積もった雪を利用して雪だるまなどを仲間とともに作って遊びました。かんじきハイクでは最初は歩きずらそうだった子どもたちも、雪深いところをそれこそかんじきの力を借りて進むことが出来、雪国の暮らしの知恵の素晴らしさも実感できたようです。
また、夜は星の学習を特別ゲストをお招きして行ったのですが、あきらめかけていた星の生(?)観察も、ちょうど晴れ間が出て、バッチリ冬の大三角やオリオン座をウオッチングできました。(子どもたちの歓声が施設周辺に響きました)ゲストからお聞きした神話の話などとも重ねて、いつまでも仲間と見たこの星の美しさを忘れないでいてほしいなあ。
2日目は、多くの子どもたちが楽しみにしていたチューブ滑り&エアボードです。天候にも恵まれ、特別に使用を許していただいている旧中宮温泉スキー場の大ゲレンデを活動場所にして、思う存分滑りました。けっこう長いスロープで、滑り出すとかなりのスピードも出てスリルが味わえます。エアボードは重心をずらすなど操作技能を覚えると、思い思いにカーブして滑ることも出来ます。やみつきになった(笑)子どもたちは苦しい斜面もへこたれずに登り、何度も何度もチャレンジしていました。その表情たるや、とても生き生きと輝いていました。私も腰さえ痛くなかったらチャレンジしたかったなあ(あっ、また尾てい骨に痛みが!イテテ・・・苦笑)
閉校式では、「次年度もこうした自然体験のプログラムを、冬だけでなく四季折々に準備してみなさんを待ってるよ」との私からの呼びかけに「絶対行く!」「参加したい」「私も」「俺も」と目を輝かせて応えてくれた子どもたちでした。自然体験の楽しさを実感することが、自然を大切にすることにつながると信じます。自然を愛する子どもたちが少しでも増えてくれたらと願うばかりです。