しみずっちの窓から㊵ ~ 修了おめでとう! かもしかクラブ ~

令和5年(2023年)3月7日(火)

修了おめでとう! かもしかクラブ

今年度の最終回(4回目)となる「かもしかクラブ冬編」が先週末に1泊2日で開催されました。(参加者は17名。残念ながらインフルエンザ等体調不良で会員4名が参加できませんでした。)今回の冬編では、好天にも恵まれ、施設のコンセプトとしている5感のアンテナを働かせ、春を待つ白山ろくの冬の自然にとっぷりと浸ることをめあてに様々な活動に取り組みました。そして、1年間、自然体験にチャレンジを続けた自分の成長を振り返ってみました。

1日目の雪山散策では、かんじきを履いてブナオ山周辺の、まだ2メートル近くもの積雪がある林の中を、野生動物のフィールドサインを探しながら歩きました。私も初めて見たのですが、リスが巣を作るために杉の木を駆け上った爪痕の激しさに子どもたちも圧倒されていました。また、キツネやウサギ、テンなどの足跡や食痕、糞なども見取ることができ、雪山に暮らす野生動物の息づかいを感じることも出来ました。散策の折り返し地点では、斜面を利用して雪の滑り台をつくり、ビニールシートなどを使ってそり遊びを楽しみました。雪まみれになりながらも何度も繰り返し滑る子どもたち。黄色い歓声が林の中に響きました。(おそらく潜んでいた野生動物も何事か!と驚いたことでしょう*笑)夜はナイトプログラムとして、焼き杉クラフトにチャレンジしました。世界に一つだけのオリジナル作品を各自が懸命に創り上げていました。かんじきを履くことやクラフト活動においては、これまでのかもしかクラブで行ってきたロープワークや小刀使用などで身につけた技能も活かすことができました。

写真(リスが登った形跡発見!)

写真(斜面を使った雪の滑り台 スリル満点でした!)

写真(ナイトプログラム「焼き杉クラフト」)

2日目は、タイヤチューブ滑りとエアボードです。先週のウィンターランドに引き続き、旧中宮温泉スキー場を使用させていただき、大きなゲレンデで、思い思いに楽しく滑ることが出来ました。放射冷却現象による朝方の強い冷え込みから、カチンカチンの雪質でよく滑りました。(これまたスリル満点でした!)タイヤチューブ滑りでは、仲間とタイヤを連結して滑るなど、息を合わせて楽しく活動する姿がほほえましく感じました。(ずいぶんと仲良くなりました!)お天気で見晴らしもよく、美しい白山の頂きも臨むことが出来ました。

写真(チューブ滑り*連結して滑ると迫力倍増!)

プログラムも大詰めとなり、一人ひとりへ、「かもしかクラブチャレンジ賞」を授与した後(表紙写真参照)、閉校式では、私から、3つのやり通す姿(「自分から」、「チームで」、「安全に」)が随所に見られたこと、自然体験にチャレンジする積極姿勢など、成長が感じられたことを子どもたちに伝えました。そしてこれから先も忘れずにいてほしいこととして、活動を支えて下さる人々へ「感謝」の気持ちを持って接することの大切さについてお伝えをしました。

しなやかで明るく優しい心根を持っている子どもたちでした。このかもしかクラブで「やり通した」ことを自信にして、これからも更にチャレンジを続け、自分らしさをいっそう磨いて欲しいと思います。若木である彼らの今後の成長を心から願っています。子どもさんを送り出していただいた保護者のみなさん、1年間ご協力ありがとうございました。

最後になりますが、クラブに参加した子どもたちのふり返り(一部抜粋)をご覧下さい。

かもしかクラブふりかえりよりjtd

昨日は「啓蟄(けいちつ)」でしたね。春もすぐそこまで来ています。

 

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